行田で4名の方がマンホール内でガス中毒で亡くなった事故現場に献花

マンホール先週の土曜日に行田の下水管の工事で、4人の方が亡くなった場所に献花に行ってきました。

事故の後で花束や飲み物などが塀の下に置いてありましたが、その後献花台が置かれたくさんの花や飲み物、たばこ、線香などがキチンと置かれるようになっていました。

この事故のことを考えると、電気工事士の資格と 下水道管路管理の資格に非常に大きな違いがあることが分かります。

電気工事士の資格は、国家管理の資格であり、資格のない人は、工事の作業を行うことができないようになっています。要するに最初に資格を取らないと電気工事の作業を行うことができません。

これに対して下水道管路管理の資格には、次の3種類がありますが、これは、民間で管理している資格で、この資格がないと作業を行ってはいけないということではありません。

① 下水道管路管理総合技士(以下「総合技士」と略す)
② 下水道管路管理主任技士(以下「主任技士」と略す)
③ 下水道管路管理専門技士(以下「専門技士」と略す)

さらに問題は、

この3種の資格を受験して取るためには、受験資格が決められています。この受験資格は次のようなものです。

① 下水道管路管理総合技士 7年以上の実務経験
② 下水道管路管理主任技士 5年以上の実務経験
③ 下水道管路管理専門技士 3年以上の実務経験

要するに、勉強して下水道管路管理専門技士になる前に、3年、5年、7年以上は資格なしで作業をせよと言っているわけで、電気工事士が試験に合格するまでは、作業をしてはいけないというのとは、正反対に知識や資格がなくとも3年、5年、7年は作業をしろと言っているわけで、事故が起こるのも仕方ないし、当然作業基準は甘くなることは予想できます。

素人の考えですが、根本的な部分が違っているような気がします。

死んだ後で、冥福を祈られてもどうにもなりません。

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